農業HOW TO!!

Q and A

  • 育てたい作物の肥料は1種類ではダメなの?

    生物はすべて栄養を吸収して成長したりエネルギーに代えています。 植物も同じで栄養(肥料成分やミネラル分等)を根から吸収していますが、作物になると上手く育てるように肥料をやります。肥料って栄養ですが、ただ単に窒素、リン酸、カリの三要素だけでなくミネラルやそれ以外の肥料成分のカルシウムや珪酸、苦土と言った分も必要です。また根がその成分を吸収しやすいように肥沃でないといけないので、堆肥や繊維質等を入れて空気を良く通し水を保水したり排水したりする団粒構造の土にする必要があります。それと胃や腸と同じ働きをするのが土で肥料成分やミネラル等を分解して根が吸収できるようにしているのがバイオ(土壌微生物)だから、1作終了するとバイオを入れてメンテナンスすることが必要です。 だから肥料は一つでは難しいのです。バイオと堆肥と肥料成分やミネラルを入れてあげないと上手く育たないことがあるのです。 作物でもトマトやキュウリと言った果菜類は特に収穫する量が多いので追肥も必要になります。作物の特徴に合わせた肥料設計が必要になります。
     
  • 育てたい作物の肥料は6種類全部必要なの?

    作物によって必要な肥料成分やミネラルが異なりますが、育てる上で量は違っても必要な栄養は遣らないといけないので、選んで施肥することをお勧めします。始めて使用する培養土以外は、バイオと堆肥と肥料分とは最低必要です。
     
  • 例えばトマトを一つの肥料だけで育てた場合と複数混ぜた場合では違いが出るの?

    ナス科のトマトは連作障害を起こしやすい作物で、前作にジャガイモのようなナス科を栽培した後かどうかも重要ですが、まず必要なものは根が栄養を吸収できる環境を造らないと果菜類は育ちません。元気な土を常に準備しているプロ農家は、沢山の資材を入れて手入れを怠らないので栽培ができます。トマトを栽培する場合は一つの肥料では非常に難しいと考えられます。バイオや堆肥と一緒に肥料を入れ良く耕して畝を立てて栽培しないとトマトは栽培できません。味が良いトマトを栽培する場合は、必要なミネラル成分を吸収できるようにしないといけないのでマグネシウム(苦土)や微量要素(ミネラル)を補えるニームや茶実が必要になります。
     
  • 天然有機コーヒーバイオだけで育てられないの?

    コーヒーバイオは菌体肥料と言われるバイオです。作物の育てる環境を整える役割の資材です。作物は自分が育ちやすいように、自分に合ったバイオを根の周辺に集めます。だから次の作物を栽培するときにその環境をリセットするためにバイオを一杯入れて整えます。 コーヒーバイオだけでは作物を育てることは難しいです。全く新しい培養土に追加で入れたときだけが上手く育てることができます。通常はコーヒーバイオに堆肥と肥料成分やミネラル分を入れて育てます。
     
  • らくちんバイオだけでいいのでは?

    らくちんバイオはプロ農家の要望で生まれた有機の一発肥料です。だから葉菜類や花卉類で追肥のいらない分はその資材だけで育ちます。実際に葉菜類や花卉類(コマツナやホウレンソウ、水菜等やスプレー菊)を栽培して出荷している農家さんもおります。 草花や葉物野菜だけの栽培では大丈夫ですが、その他の作物ではこれ以外の資材も入れないと上手く育ちません。
     
  • 余った肥料は来年も使える?又その保存方法は?

    肥料はできる限り一度に使用できる量を買う方が良いのですが、次ぎの栽培で使用することもできます。しかい梅雨を越えて使用する場合は品質が変わっている場合があるので注意しないといけません。それは水に反応して肥料が効果が出るようになっていることが多いからです。  梅雨前に多く肥料が余った場合は、まず水が進入しない工夫と光が当たらない冷暗所に保管することをお勧めします。ネズミや虫の進入も品質を著しく変えてしまいますので注意して下さい。
     
  • 追肥のタイミングは?

    追肥のタイミングは正確には天候や温度、成長に左右されますので、明確には言えません。プロ農家でも一番迷うところです。トマトやナスキュウリと言った果菜類では、最初に収穫が始まる1段目に最初の追肥を行いますが、その後は2?3段収穫してから行う場合が多いです。液肥で追肥をする場合は月に2?3回行うことが多いです。葉菜類の追肥はアブラナ科のキャベツやハクサイで行いますが、結球開始時期にします。プロ農家では苗が活着するときに追肥して勢いをつけて栽培することがありますが、全ての肥料設計が整ってのことですので、マネをするときは栽培計画表(農協でも配付している)をもらって行って下さい。
     
  • 水遣りのタイミングとその量は?

    栽培技術の中で一番難しいのが水遣りです。それは栽培している作物と対話して行いなさいとプロ農家でも教えています。現実は苗を定植してまずしっかりと水を遣ることがスタートです。夜温が低いときには苗にあまり水を遣るとダメになる場合(例えばオクラ)もありますので、苗を専門店で購入した際に確認して下さい。苗が活着する2週間が特に水遣りが重要で必要な量を温度と日照量を考えて遣ります。晴天が続いている場合は、土が完全に湿るくらい(プランターでは水が流れ出るくらいで土壌では1平米5L程度)遣ります。一般的には葉に勢いがなくなってくるまえに水遣りを行います。
     
  • 支柱や添え木の行い方や方法は?

    栽培する作物に合わせた補助を行うが良いのですが、例えばキュウリ栽培で支柱やネットを用意する場合と藁等を敷き詰めそのままの状態で行うことがあります。収穫しやすいと思われる方法を考えて決めれば良いのですが、トマトやナスはやはり支柱を用意した方が良いです。栽培プランターやポットを使用する場合は、店の人に聞いて便利な支柱を先に購入しておくことをお勧めいたします。その際、誘引方法を必ず聞いておいた方が失敗なく栽培できます。
     
  • 間引き方、その理由は?

    より良く作物を栽培する上で間引きを行いますが、例えば二十日大根(ラディッシュ)を栽培する場合、双葉が開いたら株間を3?4cmにして元気なものを残します。そうすることで収穫した株を揃えることができます。
     
  • 花に使用する分量は?その肥料の種類は?

    草花であれば、らくちんバイオを12Lのプランターで約1L施肥するだけで育ちますが、球根類やバラと言った違いの大きな植物もありますので、注意が必要です。一作終了した後に苗を定植する前に、らくちんバイオであれば、12Lプランターに1L程度、コーヒーバイオやトントンバイオ、おからバイオを使用する場合がラベルをご確認下さい。
     
  • 有機とはそもそも何ですか?

    本来の有機は生命を宿していることですが、農業で言う有機は有機化学のことを指すことが多いです。それは生命体が造ったモノ由来ということで有機化学と言われてきました。
     
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