生物はすべて栄養を吸収して成長したりエネルギーに代えています。
植物も同じで栄養(肥料成分やミネラル分等)を根から吸収していますが、作物になると上手く育てるように肥料をやります。肥料って栄養ですが、ただ単に窒素、リン酸、カリの三要素だけでなくミネラルやそれ以外の肥料成分のカルシウムや珪酸、苦土と言った分も必要です。また根がその成分を吸収しやすいように肥沃でないといけないので、堆肥や繊維質等を入れて空気を良く通し水を保水したり排水したりする団粒構造の土にする必要があります。それと胃や腸と同じ働きをするのが土で肥料成分やミネラル等を分解して根が吸収できるようにしているのがバイオ(土壌微生物)だから、1作終了するとバイオを入れてメンテナンスすることが必要です。
だから肥料は一つでは難しいのです。バイオと堆肥と肥料成分やミネラルを入れてあげないと上手く育たないことがあるのです。
作物でもトマトやキュウリと言った果菜類は特に収穫する量が多いので追肥も必要になります。作物の特徴に合わせた肥料設計が必要になります。