自然食の基本的な考え方の1つに、“自分の環境と時期に合ったものを食べる”という教えがあります。
その人が住んでいる土地で、その時期に自然に収穫される物を食べることによって、人の体は風土や気候に適応しやすくなるということです。
特に季節の野菜は、その時々に収穫されるものが体に合うようにできていて、例えば土の中で育った冬野菜は体を温め、水分の多い夏野菜は体を冷やすといった具合に必要なものが育つようになっています。
旬の野菜や果物は含まれる酵素やビタミンも充実し、体調を整える効果もあり、お値段も安くなっているし一石二鳥ならぬ一石数鳥(?)といったところかもしれませんね。
冬の野菜といえば、人参、ゴボウ、レンコン・・・というような根菜類が多いですが、寒い時期に土の中で育つものは特に体を温める作用があるようです。
更に同じ冬野菜でも大根やカブのように水分の多いものに比べると、水分の少ない物の方がその効果が高いようです。
根菜類は血液をきれいにする力が強く、スタミナもつくので弱った冬の体にはもってこいですね。
冬野菜を中心に使った温かい煮込み料理などは心身ともに温まりそうです。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。