1月7日に七草粥を食べる習慣は、平安時代に中国から伝わったもので、1年の無病息災を祈願する宮中行事として始まったそうです。
その後、形を変え江戸時代に民間に広まり、今も受け継がれる風習となっています。
正月の濃厚な食事で疲れた胃腸を低カロリー食を摂ることによって休ませ
排泄や浄化作用(排毒をする)をした後、日常生活の普通食に戻すといった意味もあり
現代の食習慣の中に取り入れておくことは理に適っていると言えるかもしれません。
七草にはそれぞれに次のような効能があります。
・「せり」むくみをとり二日酔いを治し造血作用もある
・「なずな」(ペンペン草)眼精疲労や肝臓の働きを助け利尿作用もある
・「はこべら」(はこべ)整腸に効果がある
・「ごぎょう」(母子草)気管支炎を治し痰を切る
・「ほとけのざ」整腸し皮膚の機能を助ける
・「すずな」(かぶ)消化を助け便秘を防ぐ
・「すずしろ」(大根)喉のあれや口内炎を治す
7つの野草に共通して言えることは胃腸の働きを助け、血液を綺麗に血行もよくしてくれるということです。
玄米と組み合わせることにより、更に血液の状態を正常にもどし、健胃、整腸、強肝などが強化され
相乗効果があります。
消化という点でもお粥になっていれば疲れた胃腸に負担をかけずに済みます。
七草粥を食べて体をリセットし、体調を整え今年も良い年にしたいですね。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。