アメリカの国立がん研究所でまとめられたガン予防に効果がある食べ物「デザイナーズフーズ」のトップクラスにもなっているニンニク。健康効果が高いことから様々な健康食品にも使われ日頃からテレビや雑誌などでもよく見聞きしますね。
古くから強壮作用を持つ薬用野菜として用いられ、古代エジプトでも栽培し利用されていた記録が残っています。日本には平安時代以前に渡来したようです。
ニンニクにはイオウ化合物と呼ばれるファイトケミカルが含まれています。最も代表的なのがあの刺激臭成分のアリシンで強い抗酸化作用を持っています。抗菌、抗ウイルス作用にも優れピロリ菌やO-157を殺菌する程の威力があるとも言われています。抗癌作用も期待でき、発がん物質を取り除き免疫力を強化する働きから癌予防に効果的です。また善玉コルステロールを増やし、悪玉コルステロールを減らすことから動脈硬化を防ぎ脳梗塞や心筋梗塞、高血圧など生活習慣病の予防に役立ちます。
玉ねぎにも含まれるアリシンですがニンニクも切ったり潰したりすることで発生します。熱には弱い特性があるので生食がおすすめ。とはいうものの生食は臭いや辛味がきになりますね。油に漬け込むことによりアホエンという物質に変わり同じ抗酸化作用や血栓予防などが期待できます。またビタミンB1と一緒に加熱することにより持続性の疲労回復効果が期待できます。
余談になりますがニンニクの強壮剤としての作用はスコルジンというファイトケミカルによるものです。実はこの成分は無臭で、以外にも強壮に効き目があったのはあの強い臭いとは限らなかったようです。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。