社員食堂のレシピを紹介した本が大ヒットしましたが、最近は病院食のレシピ本が売れているそうで減塩をテーマにした健康食がうけているようです。
塩は体にとって大変重要なものですが摂りすぎると健康を害する面もありますね。
新じゃがの季節です。直売場などの路地物も沢山出回ってきました。
じゃがいもには体の余分な塩分を排出するのに役立つカリウムが多く含まれています。
肉料理の付け合せにも使われますが酸性化した体をアルカリ性に戻す働きがあり、"大地のリンゴ"とも言われています。
含まれるフィトケミカルはクロロゲン酸、オスモチン、フェルラ酸などで、何れも紫外線や害虫などの外的から身を守るために作られる成分なので皮に近い部分に多く存在しています。
クロロゲン酸はポリフェノールの一種でコーヒーなどにも含まれている苦味成分。抗酸化作用や抗ガン作用があり肝臓で脂肪の燃焼を助けるのでダイエットにも効果的。
オスモチンは糖尿病や動脈硬化症などを予防しメタボリック症候群の改善にも役立ちます。特にじゃがいもに含まれるオスモチンはその効果が高いという研究結果も出ています。
フェルラ酸もポリフェノールの一種で抗酸化作用と共に病原微生物の侵入を抑制する働きがあります。
他にもビタミンC、B1、B6、葉酸、GABAなどが豊富で、特にじゃがいもに含まれるビタミンCはでんぷんに守られていることから熱を加えても壊れにくいのが特徴です。品種改良により昔より含有量も増えているそうです。
GABAは中心部に多く含まれているので皮から中身まで全体を食べるのが理想的!
1年中出荷されますが皮が軟らかい今の時期は皮ごと食べられるので栄養分を摂取しやすくなっています。色々な料理に挑戦して積極的に摂りたいものですね。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。