"秋茄子は嫁に食わすな"という言葉がありますが、意味は諸説あります。美味しい茄子を嫁に食べさせるのはもったいないという意味。秋茄子は体を冷やすので嫁に食べさせてはいけないという労わりの意味。秋茄子は種が少ないので子種ができなくなるからという意味等。どの説が正しいというものもないようですが、自然食でも茄子は体を冷やすとされているので何れにしても食べ過ぎはよくないということかもしれません。
なすは栄養価の低い野菜とされてきましたが、紫紺色の皮には特別なファイトケミカルが含まれています。ポリフェノールの一種、ナスニンというアントシアニン系の色素で、活性酸素を抑制する働きがあり、その抗酸化作用は非常に強力と言われています。加熱しても生でも効果は変わらないのが特徴で、ブロッコリーや人参、ピーマンやほうれん草よりもがん予防効果が高いことが研究結果から分かってきました。更に傷のついたナスは、その部分を修復しようとする作用で野菜の中のファイトケミカルが増え、普通のナスより2倍も多くのポリフェノールを含みます。
血中コルステロールを下げる働きがあり血管を綺麗にして動脈硬化や高血圧を防ぎます。
アントシアニン系色素なのでブルーベリー同様、目の疲労や視力の回復にも効果的!
ただしナスニンは水溶性なので水にさらしたり熱を加えたりすると流れ出しやすく、調理の際は工夫が必要です。油で揚げる時のコツをレシピで紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。