暦の上ではそろそろ暑さも落ち着く処暑になりますが、まだ暫くは猛暑が続きそうですね。今年は酷暑で冷たいものばかりが売れるのかと思っていたら、以外にも白菜などの鍋材料がよく出ているそうです。エアコンで冷えた体を温めようと自然とそういうものが食べたくなるのかもしれませんね。
緑黄色野菜とは厚生省の基準で100g当たりのβカロテン含有量が600μg(マイクログラム)以上の野菜を言うようですが、かぼちゃには4000μgものベータカロテンが含まれています。
特に皮の部分に多く、日本かぼちゃよりも西洋かぼちゃに多いのが特徴です。
ファイトケミカルの中でもよく名前が知られているβカロテン、脂溶性なので油と摂ることにより効果を存分に発揮します。
活性酸素や過酸化脂質を除去し免疫機能を高め、がんや老化を予防する働きがあります。
また粘膜を丈夫にし、体の抵抗力を高め病気にかかりにくくするので夏風邪予防にも効果的です。
かぼちゃはその他にもビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、カリウムとビタミンやミネラルを非常にバランスよく含み、100g食べれば1日の所要量の半分を満たしてくれるとも言われています。
健康から老化防止、美容まで幅広く利く優秀野菜。薬膳でも気力や体力を高め、体を穏やかに温める作用もあります。残暑の中でも効率よく栄養摂取でき体調を整えてくれそうですね。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。