春になり野菜売り場でよく目にするようになった菜花(なばな)。
お浸しなどにして食べると春らしさが伝わってきますね。
この菜花には2つの種類があり、1つは以前からある丈の短い花芽を食べるもの、
もう1つは最近よく見かけるようになった若葉と芯を食べるタイプのものです。
菜花を食べてみるとほろ苦さと共にピリッとした辛みをほんのり感じますがこの辛味成分はアリルイソチオシアネートというファイトケミカルの1つです。
アブラナ科の野菜に多く含まれ強い抗酸化作用を持っています。
特に血管が酸化されてもろくなるのを防ぐので血栓防止に効果があり、抗菌や殺菌作用もあるので感染症などにも効果的。
βカロテンも豊富に含まれ抗酸化作用や免疫力アップも期待できます。
ファイトケミカルの他にはカリウム、カルシウム、マグネシウムやリン、鉄などのミネラル類も含まれ特にカルシウムはほうれん草の3倍!ビタミンKも含まれているので骨を丈夫にするなどの健康維持も期待できます。
ビタミンCやEも多く肌荒れ防止と共にアンチエイジングなどにも役立ちます。
丈の短いものも長いものも成分はあまり変わりませんが、ほうれん草などに似た葉茎を食べる菜花は癖が少なく葉物野菜として色々な料理に利用できます。
菜花を選ぶ時は芽が詰まった花の咲いていないものを選ぶとえぐみが少なく食べやすいです。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。