最近、注目されている栄養成分にファイトケミカルというものがあります。
人間の身体を維持するために必要な5大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン)に続いて第6の栄養素が食物繊維、次にくる第7の栄養素として脚光を浴びているのがファイトケミカルです。
体を維持する成分というよりはガンや生活習慣病などの原因にもなる活性酸素を除去する抗酸化作用や免疫力を高める働きなどの重要な健康効果が期待されています。
ファイトはギリシア語で植物、ケミカルは化学物質を意味するように主に野菜や果物に含まれています。植物が
紫外線や外的から身を守るために作られる色素や苦味、辛味や香りなどがその成分で、特に皮や茎の部分に
多く含まれているそうです。
例えば、よく耳にするトマトのリコピンや赤ワインのポリフェノール、ブルーベリーのアントシアニン、ニンジンの
βカロテン、リンゴのペクチンなどはファイトケミカルの一種。
他にも沢山の種類があり細かく分類すると現在
わかっているだけで数千〜1万種類あると言われています。
それぞれに含まれる量は微量であっても摂取し続けることにより効果が期待され、また1つの食材から多く摂るよりも
沢山の種類を体に入れる方が効果的とされています。
野菜は生で食べるよりも煮込み料理など時間をかけたものに多くの成分が出るため効率よく摂取できるそうです
。
基本となるファイトケミカルスープというのもあります。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。