先日、京都では葵祭が行われました。五穀豊穣を願い平安時代に始まったとされるこのお祭、双葉葵の葉で御所車や装束が飾られることからそう呼ばれるようになったようです。
徳川家の家紋のモチーフとも言われ、鉢植えの姿を見ているとどことなく古の風情が伝わってきます。自生が少なくなり京都では栽培も推進されているそうです。
野菜に含まれるファイトケミカルや栄養素は、色々な野菜と食べ合わせたり他の食品と組み合わせたりすることにより相乗効果や相加効果が期待できます。
例えばトマトのリコピンは脂質やビタミンEを含む野菜と摂るのが効果的。
ニンジンに含まれるカロテンは油と一緒に摂ると吸収が高まり、ビタミンCやEと摂ると抗酸化作用の相乗効果が期待できます。蕎麦やたまねぎに含まれるルチンはビタミンCを含む野菜と食べると吸収を高め、レンコンに含まれるタンニンは大根やかぶと合わせると胃腸の働きを更に良くする等々。ファイトケミカルも1つの野菜から摂るより他のものと組み合わせることによって効果がアップするというわけです。
また昔からある食べ合わせにもそれぞれ意味があり、冷ややっこにネギや生姜をのせて食べるのは体を冷やし過ぎないようにするため、お刺身に大葉やわさびが付いているのは生ものによる食中毒を防ぐなど、美味しさもさることながら先人の知恵から伝わってきたものです。
食べ合わせは時に体に優しく、健康効果もアップできるので上手く組み合わせていきたいものですね。サイト内で紹介するレシピもできるだけその点を意識したものにしていますので参考にしてみて下さい。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。