春の桜もソメイヨシノは葉桜の所が多くなり季節の移り変わりを感じさせます。
暖かい日や気温の低い日など気候の変化も激しい時期、ヒノキ科の花粉も飛ぶなど体調管理もなかなかですが、冬の間弱っていた新陳代謝を活発し溜まっていた毒素を排出するには良い季節です。
春野菜にはアルカロイド、サポニン、タンニンなどのファイトケミカルが含まれています。
肝臓の働きを良くしデトックス(解毒・老廃物の排出作用)に大いに効果的。
植物性アルカロイドは春野菜の他に山菜類に多く含まれ、独特の苦み成分が胃腸の働きを良くしてくれます。細胞の新陳代謝を活発にして腎臓のろ過機能を上げることにより溜まった老廃物を排出する解毒作用があります。また免疫強化にも役立ちストレス解消効果も期待できます。
新玉ねぎなどに含まれるサポニンは脂質の代謝を促進し脂肪の蓄積を防ぎコレステロール値を低下させ、中性脂肪を安定化させます。
新ゴボウや山菜に含まれるタンニンはポリフェノールの一種で血中コレステロールの抑制な成人病や高脂血症の改善などに役立ちます。
このように春収穫されるものには様々な健康効果がありますが、山菜類においては栄養価が高い分クセも強いので沢山食べ過ぎると口や胃の粘膜を傷つけたり下痢を起こしたりするなどの欠点もあります。少しずつ季節感を楽しむ程度に、また単独で食べるのではなく他の物と食べ合わせるという考え方が大事かもしれません。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。