2月4日は二十四節季の1つ立春で、旧暦のお正月の元旦にあたります。
前日の節分は今で言う大晦日のようなもので、新しい年を迎えるために一年の厄を追い払うという意味から現在でも色々な風習が残っています。
立春の早朝、お寺などに貼られる『立春大吉』は縦書きすると左右対称になることから一年間災難にあわないようにというおまじない、改めて良い年にしたいものですね。
日本の旧暦は明治6年以前までは実際に使われていましたが、今でも行事や伝統芸能などに色濃く残されています。
元々は中国から伝わったもので、“農歴”とも呼ばれています。
農民の経験により農業に適合させた暦を作ったことが始まりのようで、主に農村地域で多く使われていたことから
そのような名前が付いたという説があるようです。
いつの時代も人は太陽の動きや土と密接に生きてきたとも言えますね。
さて、そんな土の恵みを受けた根菜類には多くの健康効果が期待されています。
身体を温める働きがあることはもちろんのこと、ゴボウの皮や灰汁(あく)にはクロロゲン酸というポリフェノールが
含まれ、特に抗酸化作用が期待されています。
ニンジンの葉部分にはルテオリンというフラボノイドが含まれ解毒作用などがあります。
どちらも消臭効果があり
体内の臭いを消してくれる働きがあるそうです。
ゴボウや人参などもできればオーガニックのものを手に入れ皮は剥かず、あく抜きせずに野菜全体を食べたい
ものですね。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。