彩が良く、サラダや付け合せなどにもよく使われるパプリカ。スーパーでも見かけますが殆どは外国産で国内での総消費量の約9割を締めています。国産オーガニック野菜としても栽培され、最近は地元の直売場などでもよく見かけるようになりました。
ピーマンよりも熟している分カロテンが豊富で、カラフルな色には色素成分のファイトケミカルが含まれています。
赤いパプリカに含まれる"カプサンチン"は赤唐辛子にも含まれます。よく耳にする"カプサイシン"と名前は似ていますが全く違うもので、カプサイシンは唐辛子などの辛味成分、カプサンチンはカロテノイド系の赤の色素成分です。βカロテン同様、強い抗酸化作用を持ちその働きはβカロテンを上回るとも言われています。ガン予防の他、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ善玉コレステロールを増やし、血管の壁に溜まったコレステロールを掃除する作用により動脈硬化予防や生活習慣病予防に有効です。
また老化による記憶力や学習能力の衰えを防ぐ効果があるとも言われています。
特に赤いパプリカの中でもトマトの様な丸い形をした『トマピー』と呼ばれる品種はカプサンチンが多く、ビタミンCやビタミンEも豊富です。
黄色やオレンジのものにはカロテノイドの一種ゼアキサンチンという黄色の色素成分が含まれカプサンチン同様の効果があります。
ピーマンに比べるとややお値段は割高ですが栄養価が高く、今が旬なので国産の物を見かけたら是非料理に役立ててみて下さい。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。