夏は暑いだけで体力を消耗し、ストレスも加わり、おまけに熟睡できないため疲労も蓄積しやすくなりますね。食生活も麺類などさっぱりしたものが欲しくなり炭水化物も多くなます。スタミナをつけるためは焼肉だ!と思いがちですが肉類は消化するまでに沢山のエネルギーが必要で時に体力を奪ってしまうこともあるので極端な過食は禁物です。
トマトやピーマン、かぼちゃやナスなどの夏野菜は成り物と言われ蔓や茎になるのが特徴で夏の強い日差しをあびて沢山のファイトケミカルを蓄えています。赤のリコピン、緑のクロロフィル、黄色のβカロテン、紫のアントシアニン、と紫外線から身を守るため色の鮮やかなものが多く、何れも強い抗酸化作用を持ち活性酸素を除去し夏の疲れからくる体のさびを予防してくれます。
疲労回復に有効なビタミンB1は穀類では玄米、枝豆やグリンピースなど豆類にも多く含まれ、うなぎ、カツオの他肉類では豚ヒレに多く含有しています。しかしこのビタミンB1は体に吸収されにくいという特質を持っています。そこで役立つのが玉ねぎやにんにくに含まれるアリシン(硫化アリル)というファイトケミカル。一緒に摂ることによりビタミンB1の吸収をアップし、糖質をエネルギーに変え夏バテ防止効果を発揮します。熱に弱いためできるだけ生食がおすすめ!
旬の野菜を中心にしつつ時に肉や魚などのたんぱく質も上手に摂り入れ暑い夏を乗り切りたいものですね。
祖父の代から始めた食養を幼少期に体験し、食と健康について少しずつ学んできました。
子供の頃は玄米中心で育ちましたが、実は甘い物や果物が大好き!
現在は色々な捉え方や考え方を幅広く取り入れ、自分なりにアレンジし、あまり堅苦しくならず誰もが実生活で簡単に取り入れられる、ゆるいマクロビを中心に少しずつ実践しています。
お砂糖や動物性の脂などはできるだけ使用せず、
しかし食べることの楽しみは忘れず、簡単に、優しく、美味しく、
体に良いバランスのとれた料理を目指しています。